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『誓 N-Side』

   サスケが里抜けした頃。

   過去を振り返りながら、ナルトの独白。
   すれ違ってます。


   『誓 K-Side』 と、対になってます。






サクラちゃんと、サスケと、・・・カカシ先生と。

ずっと、こうして、皆で一緒に。 
チームを組んで任務ができる事を、祈ってた。


     ***   ***   ***


中忍試験本選の前。
カカシ先生は、「お前に構ってる暇がない」って、サスケに付いた。

代わりに修行を見てくれるよう、
エビス先生に頼んでおいてくれたけど・・・、
本当は少しでもいいから、カカシ先生に見て欲しかった。

まがりなりにも、いっぱしの忍者だから。

そんな「子どものワガママ」みたいな事、
言えないって解ってたけど・・・。

それに。 試験本選は。
ちゃんと見てくれると思っていたんだってばよ?

俺だって、いっつもドベばっかりじゃなくて。
サスケよりすごい時だってあるって事を、認めて欲しかった。

サスケだけじゃないんだって。

俺も「ショーライユーボー」ってヤツだってこと、
期待して欲しかったから。

でも・・・先生は、来なかった。
試合開始時間のギリギリまで、サスケの為に使ったんだ。

サスケの為だけに。


俺は不安になった。

カカシ先生は、俺が勝つって信じてくれていた?
だから見なくても大丈夫だと思ったのか。

・・・それとも。  
ネジには勝てないって。 まだ勝てる訳ないって。
そう考えていたから、見るまでもなかったって事?

そんなこと、怖くて聞けない。

いつも強気!なハズの俺が。
その答え次第で、折れちゃいそうな気がしたんだ。

「お前が勝つなんてねぇ」なんて、
例え、冗談だったとしても・・・。
想像しただけで、お腹の辺りがぎゅっと痛くなった。

・・・なんで、カカシ先生だけ、違うんだろ?
・・・カカシ先生だけには、認めて欲しいんだろ?
・・・カカシ先生のときだけ、弱気になってしまう。


イルカ先生になら、そんな事を言われても大丈夫。

アカデミーの授業があるから見に来られなかったけど、
結果を聞いて、俺の勝利を意外だったと言いながら、
それでも心の底から喜んでくれているのが、解った。

『お前の勇姿が見られなくて残念だった』って、
そう言ってもらえただけで、充分すぎるよ。

怪我をしていないか、
そんな事の心配までしてくれて。

俺ってば、痛いのすぐ直っちゃうのにさ。

あんまりにも嬉しかったから。

イルカ先生に抱きついていた。

もう生徒じゃないんだから甘えるんじゃない!なんて言いながらも、
優しい瞳をして俺の存在を受け止めてくれるから。

・・・涙が出そうになった。

イルカ先生ってば、びっくりしてたっけ。


もしもあの時。
自分の事ばっかり考えていないで。

もっとサスケの様子に気をつけていれば、
アイツは里抜けなんてしなかったかな?


結局、俺は。
サスケを引き止められるだけのモノなんて持ってなかった。

「九尾」監視役のカカシ先生が、
俺に時間をくれないのなんか当たり前だったのかも。
・・・だって、「九尾」の力をしても、ダメだったんだから。

「仲間」なんて偉そうに言っても、サスケを引き止められもしない。


カカシ先生は、きっと失望したことだろう。
迎えに来てくれたあの場所に、俺しか居なくて。

ごめんなさい。ごめんなさい、カカシ先生。
俺は心の中で、バカみたいに謝ることしかできなかった。


せめて、先生が来るまでの時間だけでも、
サスケの足を止められていたら良かったのに。

それすらも出来ないなんて・・・。
俺ってやっぱり、「ドベ」なんだってばね。


頑張れば、いつかはサスケに追いつけるだろうか。
頑張れば、いつかはサスケを助けられるだろうか。


諦めなければ、きっと・・・。 

俺は、絶対サスケを取り戻す。
カカシ先生に誓うから。




   そしたら、ねぇ?カカシ先生。

   少しは俺のこと認めてくれる?



                            ~ END~ 
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2009年06月29日 | 小話。 | こめんと 0件 | とっぷ

こめんと

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