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『笛吹き』 4 (了)

カカシ × ナルト


   里抜けの話。
   
   最後の最後で、「黒い」です。 
   








カカシは、そっと子どもを腕の中に抱き包む。
やっと手に入れた、愛しくてたまらないモノ。

こんなに迷いなく、承諾してくれるとは思っていなかった。
自分から『連れて行って』とまで、言ってくれるとは・・・。

「・・・ありがとう。」
「こっちこそ、ありがとうだってばよ。」

「・・・夢を諦めて後悔しないか?」
「しない!先生こそ、俺なんかのために全部捨てて・・・」

「後悔なんてしなーいよ。するわけないでしョ。
一番大事なものを独り占めできるのに。
それと!二度と自分の事を<なんか>って言わないコト!」
「・・・ごめんなさい。」
「よく出来ました。」

ご褒美のように、腕の中の子どもへ、触れるだけのキスをする。

「ナルト、愛してるよ。」
「俺も、カカシ先生がスキ!」

その感情には、まだ温度差がありそうだけど。
構わない・・・カカシはひっそりと笑う。
ナルトを自分だけのものに出来たのだから。

もう、ナルトを想う他の誰にも、近付かせない。
もう、ナルトを想う他の誰の目にも、触れさせない。


それを確実なものにするために、カカシにはあと少し、やることがあった。
「俺はちょっと、後始末しなくちゃならないことがあるから、
ナルトはもう少し、身体を休めて、待っていてくれる?」

自分では足手纏いになるであろうことが解るナルトは。
彼が何をしに行くつもりなのか聞くこともなく。

笑顔で、カカシを送り出していた・・・




だから、ナルトは知らない。
カカシが何を行ってきたのかを。

決して、カカシは知らせない。
その後、木の葉の里がどうなったかを。


本当の意味で。
ナルトが、もう還る場所を失ったという事実を。

カカシは、一生、知らせるつもりはなかった・・・。
代わりに、自分がずっと、傍にいるから。


今度は傍で。
『愛してるよ』と、笛を吹き続けよう。
途絶えることなく、響き続ける、笛の音。



                              ~ END ~


   ・・・カカシ先生、何やらかしたんでしょう(汗)?・・・
   ・・・想像すると・・・「黒い」ですよね。黒いことやってきましたよね(涙)。
   
   なんだか・・・もう、色々ゴメンナサイ(逃)。
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2009年07月12日 | 『笛吹き』 | こめんと 0件 | とっぷ

こめんと

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