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『天使の呪か悪魔の祝』-1

カカシ × ナルト 。


   笑い話。というか笑い流して欲しい話。

   ナルトですが、『お色気の術』で女体化しています。
   とてもベタな理由で・・・。

   カカシさんの誕生日だなぁ~・・・と思ってたら、こんな事に(涙)。
   ・・・それなのに、カカシさんがまだまだあまり出てきません・・・。


   少しずつですが、ちょっとばかり続きます(汗)。
   









9月15日。

カカシの誕生日である。
忍になって長いこと、取り立てて、この日を嬉しいと思ったことはない。
ただ何の感慨もなく、また一年生き延びたらしいことを、知るだけだった。

でも、今年は。
最近やっと手に入れることが出来た、可愛い子どもが祝ってくれるらしい。
それを思うだけで暖かい気持ちになる。一年生き延びたことを感謝する自分がいる。

(・・・俺も変わったもんだよなぁ・・・。)  だが、悪い気はしない。
あの愛しい子どもが自分にもたらす変化だと思えば、嬉しくさえある。
そんなことを考えていたら、家の近くで、待ち人の気配を感じた。
その力量は上忍レベルとも言えるはずなのに、相変わらずの子どもに苦笑が浮かぶ。
(いい加減、普段から気配を消して歩くようにしなさいって。これはお仕置きかなー?)

そんなことを考えていられたのは、家の扉を開くまで。
立っていたのは、いくつになっても『意外性NO.1』を返上しない愛しい子。
そこには、思いもしない『プレゼント』を用意したナルトの姿があった・・・。


          ***     ***     ***


「俺、大丈夫だってばよ!綱手のばぁーちゃんだって、病気じゃないって認めるんだろ!」
火影室に響くのは、常より高めなナルトの声。その声に、綱手は大げさに溜息をついた。
「病気じゃないと言っても、その姿の原因が解らないんだ。諦めて、大人しくしてな。」

綱手の前にいるのは、背中に届く金髪を持つ蒼い瞳の美少女。
頬の三本線は残っているとはいえ、全体的に線が細く、儚げですらあり、
ナルトと気がつかない者も多いだろう。・・・黙ってさえいれば、の話だが。

「大体、三日もその姿を保っているなんて普通じゃありえない。異常な事態なんだよ。
いくら病気じゃないとはいえ、原因が解らない以上、任務に出すわけにはいかないね。」
「・・・じゃあ、せめて退院してもいいってば?」

この三日間、訳のわからない検査に振り回されていたナルトである。
いい加減、ベットに縛り付けられているのにも、飽きていたのだ。

「・・・退院したらどうするつもりだい?」
「任務に行けないなら、修行あるのみだってばよっ!!」
想像通りの答えを聞くと、綱手は反射的に叫んでいた。
「だ~か~ら~っ!!大人しくしてろって言ってんだろっっ!!」
「・・・じゃあ、大人しくしてるなら、退院してもいいってば?」

本来より大きい瞳を潤ませて、小首をかしげながら見上げる姿は、
これが『ナルト』だと解っている綱手でさえも、一瞬、言葉に詰まるほどだ。
大概のお願い事なら、思わず聞いてあげたくなってしまう。

別の意味で、このまま一人で帰らせるのは危険だと、綱手は判断する。
といって、これ以上暇にさせておくと、ナルトの事だけに脱走しかねない。
いい加減、駄々をこねるナルトの相手をすることに疲れていた綱手は、
ちょうどいい人材を思い出し、彼に全て任せることを即座に決める。



「・・・火影様。これは一体、どういうことですか?」

綱手に呼び出されたイルカは、金髪美少女がナルトだと気が付いたものの、
三日にも渡って『変化の術』が解けていないと聞き、顔色を失った。
けろりとその事態を受け入れているナルトとは、対照的な態度である。

「見ての通りだよ。原因は不明だ。何か術を掛けられている痕跡はないし、病でもない。
その内に自然と戻れると思うのだが、いかんせん、いつになるか解らんからなぁ。
もうしばらく、どう出るか様子を見ようと思うんだが・・・コイツが煩くてな。」
大きく溜息をつきながら、じろりとナルトを睨め付ける。

「俺だって、ちゃんと我慢してたってばよ!」
「ぜんぜん大人しくしてなかっただろうが!!」
「・・・検査の時は大人しくしてたって・・・。」

それ以外では騒いでいた自覚があるのか、心持ち声が小さくなってしまう。

「まぁ、いい。そこでイルカに任務だ。しばらくこいつを預かってくれないか?」
「お、俺がですか?」
「うむ。カカシのヤツは長期任務でしばらく戻らないし、戻ったとしても危なかろう?」
「カカシ先生の何が危ないんだってばよ?」

不思議そうな表情をするナルトと違い、綱手の言外に含む意味を察したイルカは、
即座にその任務を引き受けることを決めた。
イルカの目から見ても、今のナルトは危険である。
今回は、特に『ナルトに好意を持つもの』達の方が危ない。
自分にどれだけ対処できるか解らないが、ナルトを一人にするよりはましだと考える。

「確かに、お引き受けいたします。」

「うむ。任せた。もし、ナルトの体に何か変調が表れたら、すぐにつれて来い。
・・・ナルト!イルカの言う事をきちんと聞くんだぞ!!
もし問題を起こしたら、速攻で、再入院してもらうからな。」

「解ってるってばよ!サンキュー、綱手のばーちゃん。」

にっこり全開の笑顔は文句なく愛らしい。しかし、本人に自覚のないことが問題である。
ナルトがどれくらいこの姿のままでいるのか解らないが、いつまでも隠しておけない。
イルカと行動をするからには、同期の連中にはこの美少女の正体は明白となるだろう。
カカシが留守なのがせめてもの救いだったが、その時の面々の反応を思うと頭痛がした。

知らず、綱手とイルカは同じ事を考え、揃って溜息をついていた・・・。




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2009年09月15日 | 『天使の呪か悪魔の祝』 | こめんと 0件 | とっぷ

こめんと

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