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『天使の呪か悪魔の祝』-2

カカシ × ナルト 。  (もしくは、 シカ → ナル の自覚?)


   笑い流して欲しい話。

   ナルト、女体化中。
   イルカ&キバ、いの、シカマル。
   ・・・カカシ、出てきません・・・。









イルカがナルトを預かって、一週間。 ただ、時間だけが経過していた。
ナルトの様子はいたって変わらず、チャクラ切れの気配すら感じられない。
検査結果から目新しいことが出ることもなく、相変わらず原因さえ見つけられずにいた。

そんな頃、ごく一部の者たちの間で、噂になっていたことがある。
『イルカに金髪碧眼の恋人が出来たらしい』、との些細な話が・・・。


「・・・で、真実を確認しにきました~。」にっこりと、イルカの家を訪れたいのが言えば。
「・・・メンドクセェが、自分の目で確かめた方が早いからな。」シカマルが、言葉を続ける。
「・・・本当の所はどうなんだよ、いるのか、女が!」「わんわんっ!!」とは、キバ&赤丸。
噂の出所であるナルトの同期たちを代表して、この三人がイルカの元にやって来ていた。

「お、お前らぁ~~! 急に訪ねて来たと思ったら、まずそれか!!
他に言うことがあるだろう、他にっ!!」  玄関を開けたとたん、
口々に言いたいことを言う元・教え子達に、イルカのこめかみが引きつる。

「細かいことは気にすんなよ、イルカ先生!」 「わうっ。」
「ちっとも細かいことじゃないぞ、お前ら。・・・はぁ~・・・教育間違えたかなー。」
「まぁ、忍としてなら、こんな単刀直入な方法は、赤点ですよね~。」
「そういう問題じゃないっ!」
「いいじゃないですかぁ。可愛い教え子が純粋に恩師のお祝いにやって来たと思えば。」
「お前らに祝ってもらうようなことなんか、ないぞ。」
「・・・ガセネタだったって訳か・・・。」
面倒くさそうに呟くシカマルだったが、その横でキバが鼻を利かせていた。
「・・・でもよぅ。確かにイルカ先生以外の匂いが、この部屋からはするぜ?」

その言葉に、キラリといのの目が光った・・・ように見えるイルカだった。
この少女に口で勝てるとは思えない。 きっと、どうあっても真実を知ろうとするだろう。

イルカは諦め、一つ大きく溜息をつくと、彼らを部屋の中に招き入れた。
このまま、ナルトの事を隠し通せるはずもなく、それならば、
彼らの協力も取り付けておいた方がいいだろう、との判断である。
本音を言えば、いのはともかく、他の二人にはあまり会わせたくなかったのだが・・・。


「・・・ナルト、か?」 「・・・ナルト、よね?」
さすがに同期だけに、彼らもこの少女がナルトであると気が付いたらしい。
「・・・確かにナルトの匂いだけど、なんかちょっといつもと違うぞ? な、赤丸。」
「・・・きゃぅ~んっ。」 ただ、キバと赤丸だけが、少し不思議そうにしていた。
「そうだってば?ん~~、自分じゃ解んねーけど、そんなに違うのか?」
ナルトも不思議そうに、自分の腕に鼻を寄せたりしていたが、解らないらしい。
「基本は確かにナルトの匂いなんだけど、なんか違うってか・・・。
何かが混ざってるような、純粋にナルトの匂いじゃねぇーってか・・・。
上手く言えねぇーんだけど。いつものナルトの方が旨そうな匂いがするんだぜ!」
「「食いモンじゃねー(だろ)!」」 「・・・ある意味、真理を突いてそうだけどね。」
「どういう意味だってばよ、いの。」「うふふ~。教えてあげな~いっ。」

きゃいきゃい騒ぎ出した彼らは置いておいて。  イルカは、一人ごちる。
「つまり、その何か些細な違いが、この状態の原因ってことなのか。」
キバと赤丸の鼻は、信頼できるものだった。彼らが違和感を感じるということは、
やはり何らの作用が働いて、この状態が持続されているらしいとイルカは察する。
これは後で綱手様に知らせておくか・・・、と考えていた所、シカマルが声をかけてきた。

「なぁ。何でナルトのヤツはあの格好のままなんだ?」

「そういえばそうだった!アンタ、『お色気の術』じゃないわよね、それ。」
「何で解るんだってばよ?」
「噂になってたのよ~。イルカ先生と一緒にいる金髪少女の事が。」
「あぁ。確か一週間くらい前だったよな。初めて見かけた、って話は。」
「『お色気の術』だったら、そんなに長いことイルカ先生といる必要はないでしょ。」

その話の正確さには、イルカの方がぎょっとする。
「・・・目ざといな。というより、その話、どれくらい広まってるんだ?」

「最初に見かけたのがヒナタでぇ~。ナルトに似た美少女をイルカ先生が連れてたって。
そしたらチョウジも見かけたって言い出して・・・。シノも見たって言ってたんだっけ。
ナルトの周りの連中くらいじゃないかしら?今の所知ってるのって。」

つまりは、『ナルトに似た美少女』という所に、反応した連中の間での噂ということらしい。
イルカは、乾いた笑いを浮かべていた。

「で。本当になんだってそんな格好なんだ、ナルト。」
「解んねぇーんだってばよぅ。もう10日ぐらい、ずっとこのままなんだ。
なぁ、シカマルだったら頭いいし、なんか解るか?」

いつもより小柄なナルトは、華奢な首をかしげて、じっとシカマルを見上げていた。
性別が変わるだけで、醸し出す雰囲気すら変化して感じられる。
その蒼穹の瞳は確かにナルトのものだったが、何故かシカマルには、
初めて見るような色に感じられて、目を逸らせなくなってしまう。

「シカマル? どうしたってばよ?」

「・・・あー、悪ぃ。オレには解んねぇー。」
慌てて瞳を逸らしながらそう答えると、とたんにナルトは項垂れてしまった。
シカマルは、慌てて言葉をつなぐ。 それは気休めでしかなかったけれど。

「あんま気にするな。これから俺も調べてやるから。」
くしゃりと、頭に手をやれば、嬉しそうに笑顔を見せた。

「へへっ。サンキューな。シカマル!」

こんなナルトを、シカマルは知らない。
彼が『お色気の術』を使って変化した姿は、見たことがあった。
それでも、その時と今のナルトとでは、確実に何かが違っている。
『色気』という意味では今の方がないにもかかわらず、目が離せないのだ。

折れそうに細い首。円やかな輪郭。唇は常よりも赤みが増し、優しいラインを描いている。
何よりも印象的な蒼穹の瞳は柔らかさを増し、いつまでも見つめていて欲しくなってしまう。

こんなナルトを、シカマルは知らない。
・・・知らないままだったなら、こんな感情にも気が付かないで済んだのに。
知らず眉間に皺を寄せ、切なげな視線をナルトへ向けていた。


そんなシカマルの様子に気がついたのは、彼らの動向を気にしていたイルカのみ。
予想通り面倒なことが起こったと、イルカはひっそり溜息をつくのだった・・・。



                            ~ NEXT ~


   キバは、鼻が利きます。限りなく、原因に近付いてます。
   ・・・でも、キバ共々イルカ先生もちょこっとニブイ、ってことで(笑)。



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2009年09月18日 | 『天使の呪か悪魔の祝』 | こめんと 0件 | とっぷ

こめんと

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